子どものいる生活

赤ちゃん時に判明。膀胱尿管逆流症と尿路感染症

長男は生まれつき左側に膀胱尿管逆流症があります。診断された状況などをまとめておこうと思います。

生後1ヶ月での発熱

ぐっすりお昼寝している長男を抱っこすると、なんだか体が熱い。冬生まれだったので、厚着させすぎたかな?と思ったけど、違う感じの暑さ。念のため熱をはかると、38.5℃もある。お母さんの免疫が赤ちゃんに継がれているため、生後半年くらいまでは熱出ないって聞いた気がするけども……。

嫌な予感がして、夜だったので、#8000(子ども医療電話相談)に電話してみました。電話に出てくださった方に症状をお話ししたら、生後1ヶ月の熱は通常でないはずなので、出産した病院にすぐ電話してくださいと言われました。

すぐ、長男を出産した病院に電話すると、同じく生後1ヶ月の熱はおかしいと言われ、検査する必要があるので早めに病院に来て欲しいと言われました。

車で病院につくと、小児科の先生が複数人いて、赤ちゃんが熱を出すのは風邪ではなく、髄膜炎、脳炎など色々な可能性があると言われ、まずは発熱の原因を確かめる必要があるので即入院してくださいと言われました。入院になるなんて想定していなかった。

検査入院

そのまま入院となり、CTや血液検査や尿検査などをしてもらいました。

検査の結果、尿検査の数値が悪いので、尿路感染症の可能性が高いとのこと。ただ、医師達は髄膜炎を恐れているようで、髄膜炎ではないということを確定させるために念のため髄液をとって検査したいと言われました。小さな体に背中に針を刺すなんて痛いだろうけど、髄膜炎を否定できるのであれば……と思い、承諾し検査してもらい、幸いなことに髄液は綺麗で、髄膜炎は否定できました。

結果、やはり尿路感染症だと診断され、赤ちゃんで尿路感染症になる場合は、膀胱尿管逆流症が疑われるので、今度は造影検査などをする必要があるとのことでした。

入院期間は、今回悪さをした菌の特定のための培養と抗菌薬投与が必要で、基本は1週間言われましたが、膀胱尿管逆流があると判明した場合はさらに1週間入院日数が延びるとのことでした。

なお、 尿路感染症診断はオムツをつけている時期は男の子に多く見つかり、オムツが外れてからは女の子のが増えてくるらしいです(おしっこの拭き方の問題で、後ろから前に拭いちゃうと大腸菌が尿路にはいりやすくなってしまうなどあるようです)。

膀胱尿管逆流症、急性巣状細菌性腎炎(AFBN)の診断

検査の結果、左側の膀胱から腎臓への尿の逆流が判明し、膀胱尿管逆流症と診断されました。 また、左側の腎臓が少し小さめだと。

今回、尿路感染症よりも症状が重い、急性巣状細菌性腎炎(AFBN)と言われました。 腎実質に巣状に強い細菌感染症があるけど、まだ膿瘍化していない状態で、腎盂腎炎が進行した病態とのこと。 病態としては、腎盂腎炎<急性巣状細菌性腎炎(AFBN)<腎膿瘍 と悪化するそうです。 腎盂腎炎などを繰り返すと腎臓に瘢痕が出来て、その部分の成長が悪くなってしまいます。やけどのあとが大人になってもずっと残るような感じ。瘢痕が大きいと腎臓が小さくなり、腎臓の機能が低下してしまうことがあるようなのでこれが怖いとのこと。

長男の逆流症の程度としては5段階中の3。まだ自然治癒の可能性があるとのことなので、退院後は予防内服をして経過をみていくことになりました。

退院後の抗生剤服用とその後の予防内服

2週間の退院後は、しばらくは抗生剤を内服し、その後も予防内服で抗生剤を1日1回飲んでいます。幸いなことに2歳半前までは尿路感染症になることもなかったのですが、最近また2回もなってしまい入院となってしまいました……(2回の入院についてはまた後日記録します)。

膀胱尿管逆流症は大きくなってから分かると腎臓の瘢痕がひどくなっていることが多いとのことで、生後1ヶ月と早い時期に分かって良かったのかもしれません。

でも、生まれてすぐの小さい体に針がささっている姿は涙が出ました。

長くなるので、続きは別でまとめます。

以降の経過についての続きはこちらから。

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てぃーみ
子育て奮闘中2児♂ママ