子どものいる生活

出産を最高にハッピーにするために夫に伝えておくべきこと

待望の我が子がとうとうこの世に生まれる日。最高にハッピーなことに間違いないですが、旦那様の対応の仕方によってはケンカ勃発、最悪の思い出が残る可能性を大いに秘めています。

我が家の出産体験談から、事前にお願いしておくべきだったことをまとめてみました。

出産日前後に戻るなら……旦那に伝えておきたいこと

出産日が近づいてくるにつれ、入院するための荷物をまとめたり、必要なものを揃えたり、準備にバタバタしていた気がします。

いつ陣痛が来てもいいように、陣痛タクシーの予約も完了。でも旦那が家に居るのなら病院まで車で運んで欲しかったので、出産日が近くなってからはお酒は飲まないようにしてね、とだけは伝えておきました。

私の中のシミュレーションでは、

おや?お腹が痛いぞ?→陣痛間隔をはかる→病院に向かう→破水→出産

となるつもりで色々準備をしていましたが、そのときは突然やってきました。

出産は計画通りに進まないよ。入院中、自分のことは自分でよろしく。

長男を妊娠しているときのこと。40週を目前にしたある夜、尿漏れなのか少量の破水なのかわからない何かが出てくる感じがしました。翌日が検診日だったのでその日はそのまま寝て、翌朝病院に向かいました。

検診の結果は高位破水。車とバスを乗り継いで病院まで行ったのに、診察後の移動は車椅子となり戸惑いました。もちろん、即入院です。破水に気付かない(わからない)お母さんはまれにいる、と言われましたが、その「まれな人」になってしまいました。

検診をうけて帰宅するつもりでいたので、用意していた入院グッズは持っているはずもなく、旦那に「入院になったよー」と連絡し、仕事終わりに入院グッズを病院にもってきてもらいました。

でもその日は陣痛の気配すらなく、旦那は帰宅。その後2日たっても陣痛が起きませんでした。

その間に、「大丈夫?」などの気遣いの連絡をくれつつ、「○○はどこ?」「○○が見当たらない」などの連絡もしばしば。また、うちの旦那は朝に非常に弱いので、モーニングコールなども一応やりました。幸い料理は出来る人だったので良かったですが、料理が出来ない旦那だった場合、約1週間分の料理を作り置きして冷凍しておく人もいるそうな。尊敬だわ。

出産日前に戻るなら、これからパパになるのだから自分のことは自分でお願いしますね、と伝えたい。

 

そして3日後、さすがに一応破水しているので感染症になるリスクがあるということで、陣痛促進剤を使って出産をすることになりました。

生活リズムを整えておいてね(しっかり寝ておけー)

旦那はこの時期、発売されたばかりのオンラインのモンスターハンターにはまっていて、よく狩りに出ていました。

この日は金曜日。1週間の仕事が終わり、妻から陣痛が来たという連絡もないし、「ちょっと狩りに行ってくるか~!」って感じでゲームを始めたんだと思いますが、これが後にケンカの種に。

ゲームにはまりすぎて夜更かしをしていたみたいです。

旦那がゲームに明け暮れて朝を迎えた頃、私は促進剤を投与していよいよ出産という段階に突入。促進剤投与を開始して何時間かたった後に、「あ、これが陣痛ってやつかな?」という痛みが徐々に襲ってきました。

「促進剤投与することになったから、準備でき次第病院に来てね」と連絡はしておいたのですが、しばらくして現れた旦那は目元にクマを作っていらっしゃる。

しかも、ちょっと寝ていい?と分娩室の簡易ソファーに横になる。

ゲームをしていたことは容易に想像がつき、こんな時まで何してるの?と思いイライラしましたが、怒りは痛みに紛れて薄れていました。

 

長丁場の出産に備えて、旦那も体力を温存しておいてほしい。

妻は激痛と戦います。せめてサポートくらい頑張っておくれ

最初はまあまあ余裕があったものの、どんどん痛みは増していきます。

私の場合、お腹が痛いのではなく、完全に腰陣痛ってやつだったようで、骨盤が割れるんじゃないかと思うくらい痛い。骨盤に風船がはいっていて膨らんで破裂するような感じで恐怖でした。

「旦那さん、おしりにテニスボール当ててあげて」と助産師さんに言われ、頑張ってくれてはいるものの、旦那は眠くて仕方なかったようでボールがいいところに当たらない。

「違う!そこじゃない!!」「水ほしい!」

旦那の反応が悪いのでふと見ると、なんと船を漕いでいらっしゃる……!!!

「人が陣痛と戦っているときに寝やがってーーーー!!!!!」

旦那はまったく使えませんでした。

痛いし、全然子宮口が開かないし、疲れるし……で、いつ生まれるのーと参っていたら、急に分娩室にバタバタと医者や看護師が複数人入ってきました。

「赤ちゃんが苦しいサインを出しているので、一緒に吸引しますねー」と。

やったーこの苦しみから解放されるときが来た!と思い、全力で「お願いします!!」と回答。

その後、何回かいきんで、14時間超の戦いを経て我が子が生まれました。

はぁ~終わったー!!が正直な感想でした。対面した長男は吸引のおかげですこし頭が長くなり、ガッ○石松みたいでした。笑

長男が生まれた後、最初は写真を撮ったりして和やかに過ごせていたのですが、しばらくしてから沸々と怒りが……。笑

残業していて寝不足でつい……なら許せます。モンハンで狩りに出てて……って。

「数日の間に生まれるって分かっていたよね?」「なんでゲームを我慢できなかったの?」と、さすがにグチグチ言ってしまいました。

 

出産に臨むときはしっかりサポートしてね、と伝えたい。

痛みは共有できないので、せめて心(態度)で寄り添って欲しい

ちなみにこの「モンハン夜更かし」の話しは次男出産前にもぶり返され、「しっかり寝ておいてね」と釘をさされたのは言うまでもありません。

出産時のこの手の話は、ことあるごとにグチグチぶり返されると思うので世の旦那様はお気をつけください。

陣痛の痛みは分かち合えなくても、事前準備や陣痛に耐える時間、頼りになる旦那でいて欲しいと思ったできごとでした。